Oxford 小旅行

ロンドン滞在中7月末British Railwaysの青色の列車でOxfordに行く.電車ではなくデイーゼルだ.乗車してから座席にカードが立っていないところが空いていて座ることができることがわかる.Paddington 駅から30分程度で田園地帯に入る.ゆるやかな緑の丘陵,レンガ建ての住宅,川と河畔のヤナギの林,シラカンバなどが目につく.1時間程度でOxford駅に到着.駅前に最近出来た近代的な経営学の建物がある.徒歩で大学に向かう.Oxford Universityとは言ってもいくつかのCollegeに分かれている.特にChrist churchなどは1200年ごろからあるのだろう.恐ろしく歴史のある石造りの建物だ.しかし,学園都市と言ってもロンドンから直行便バスでも1時間で来ることのできる古都であり,観光客も多い.みやげ物屋,観光客相手のcafeも通りに数多く並んでいる.学生や教員は落ち着かないのでないかと思ったりする.昔学生時代にOxfordの生態学者」C.S.Eltonの「動物の生態」(The Ecology of Animals 1933) という本を読んだことがある.Eltonはこの大学近くの「ワイタムの森」と言う雑木林で生態学の研究を行っていと思う.その後有名なJournal of Animal Ecologyの発行を行う.駅から東に15分ほど歩くと大学付属の植物園がある. ここは静かで広々としている.花にはマルハナバチのなかまが多く訪花している.園に沿ってゆったり川が流れ,ボートで遊ぶ人も多い.気持ちが落ち着く.ここを最後に徒歩で駅に戻りPaddington行きの列車でロンドンに戻る.帰りNational railwayとTube(地下鉄)の乗り換えに少し手間取ったが手ごろな小旅行になる.