Bill Evance & Stan Getz

 ジャズピアニストのトップはオスカーピータソンと白人のビル・エバンスだろうか。ビルはクラシックを学んだのか、
繊細な都会的なピアノを演奏する。代表作は「Walts for Debby」。ぼくは 「in Paris consert」が好きだ。
どちらも夜、静かに眠るときに聞く。そのビルがクールジャズ(スイングジャズ?)のテナー奏者の名手スタンゲッツと組んだアルバムがあるとは知らなかった。そのCDを三宮で見つけてしまう。およそ合いそうにない二人の白人がアルバムのカバーに写っている。録音は1974年8月ポーランドとなっている。おそらく1回あるかないかの組み合わせではないだろうか。2人の演奏は特に悪くはない。その日はビルの誕生日だったのだろう。スタンは演奏中「Happy birthday to Bill」と盛り上げている。しかし、ビルはどう思っていたのだろう。どちらも天才肌の奏者で、麻薬中毒。しかし、ビルの音楽的な教養は大変なものだろう。今までスタンの演奏はほとんど聞いたことはないけれど、才能だけでやってきたと言ったら言い過ぎだろうか。やはり、ビルのノリは良くないと言うべきか。不思議な、二度とない組み合わせだろう。
スケッチは明石の漁港 海を描くのは難しい。