フイレンツエ・ヴェネツィア 夏の旅 Part2 幻の自然史博物館

 昨日はかなり疲れていたので1日目はのんびりする.街は服,靴,鞄のSOLDISの最後でもあり,ホリデイで多くの旅行客で賑わっていた.朝食後強烈な太陽の日光を避けながら裏道を美術館に向かう.市内を流れる川の畔に美術館はある.川の岸辺の水面には浮葉植物のヒルムシロのなかまが見える.美術館はおそらく入場券を購入するのに1時間はかかるだろうと言われたていた.しかし,月曜日で休館だ.川沿いのcafeで昼食.トマト,生ハムなどをはさんだサンドイッチを食べ,水(aqua natural)飲む.ここではアイスコーヒーはない.カプチーノなどホットかジュースになる.水は500mlのボトルで1Eu前後.ジュースは4Eu前後もする.そのため旅行客は大体水を飲むことになる.この強烈な日差しでは水は必須だ.その店で妻がジェラードを食べる.4Eu.まあcafeで昼食を軽くとると日本円で2人3000円ぐらいになる.パリと同じだ.ロンドンではコンビニでサンドイッチとコーヒーを買い,市内に多い公園のベンチで食べた.涼しくのんびりできるし,安上がりだ.しかし,この街にはコンビニがない.そこでテイクアウトのできる店で飲み物,サンドイッチを買うことにする.全般に物価は高い.それと公共のトイレがない.有料のトイレかCafeのトイレに行くしかない.イタリアのトイレ事情は良くないと聞いていたので,かなり警戒していた.高級なhotel, cafeなら大丈夫だが,普通の店なら便座がないことが多かった.女性は対策が必要だろう.まあ,イタリア人はなんで便座がなくても平気なのか理解に苦しむ.
川にかかる橋は有名な宝石店などが並ぶ.この街は小都市で,見るべき文化遺産は多いがほとんど歩いて行ける.便利だ.急に大雨が降り,美術館の軒先で雨が上がるのを待つ.休館でも人は多い.そこからDuoumoまですぐだ.小雨の中をぶらぶらしながら,セールの店をのぞきながらホテルに戻る.夜はホテル近くのレストランで夕食.パスタ,サラダ,Tボーンステーキ,ビール.これで2人5000円ぐらいか.今日は有名な名所は何も見ずに終わった.

翌朝ガイドブックの地図に掲載されていたフイレンツエ大学自然史博物館(http://brunelleschi.imss.fi.it/ist/luogo/museostorianaturalelaspecola.html)と植物園に行こうと1人で地図を頼りに歩く.しかし,見つからない.地図の示す付近でイタリア人に英語で「botanical garden?」「natural history museum?」と聞くとあっちだと指を指す.その方向に行くが見つからない.コインランドリーで洗濯をしていた旅行客(アメリカ人?)に聞くとスマートフオンで地図を見せてくれて「川の向こうだ」教えてくれる.おかしい.一体どうなってるんだと思う.自分のau iphonewifiの設定がややこしく,海外では使いにくい.結局暑い中を歩き回ってホテルに戻る.ガイドブックの昭文社には帰ってから間違いだと伝えよう.自然史博物館が好きで,ロンドン,パリと見学した.
この自然史博物館は全く無名でネット上にも情報は少ない.
翌日夕方妻と再び自然史博物館に向かう.今回はすぐに見つける.しかし,時間は遅くすでに閉館したとのこと.ああ!と思う.入れるところまで勝手に入館し,写真を撮影する.
 フイレンツエは緑が少なく,雑踏の中を歩くように人が多い.翌日トスカーナらしい田園風景を観たくて,バスでSienaまでの小旅行に行く.バスに乗り約1時間で着く.この街は城壁に囲まれた緑の多い静かな街だ.気に入る.バス停から歩いてしばらく行くと,日本人の女性が働くおしゃれな革製品の店を妻が発見.全く下調べをしていない,netに接続できないのでしばらくその女性にSienaの街のことを教えてもらう.すごく快活で気さくな人だ.昼食は彼女の薦めで近くのBarでラザニア,サラダ,ピザを食べる.2000円位か.それから中心の広場に向かい,ぶらぶらして迷路のような路地を歩く.暑い.空は輝くような青色だ.2時間ぐらい街をさ迷いバス停に戻る.とにかく暑いのでcaféで水を飲んで休憩.そしてフイレンツエに戻る.夜ホテルでネットに接続すると投稿していたイギリスの出版社のメイルが自宅のPCに送られているのを確認.ややあせる.校正が送られてきたのかと思う.取りあえずロンドンの担当者にiphoneで「今ホリデイで日本にいない,PCも持ってきていない,帰国したらすぐ校正をします」とメイルを送る.
翌日昼過ぎの列車でVeneziaに向かうが,その前に妻と再再度自然史博物館に向かうが,今回は早すぎて入館できない.植物園は開園していたが,10Euと高く,カードを利用できないので諦める.レアな博物館に入館できなかったことが残念でならない.
ここにSienaで色々教えて頂いた女性と幻の自然史博物館の写真をupする.