フイレンツエ・ヴェネツィア 夏の旅 Part1

7月末から8月上旬にかけて1週間妻とフリーでアムステルダム経由,フイレンツエFirenze(イタリア語)からヴェネツィアVeneziaを旅した.イタリアの日差しは日本と比べることのできない強い眩しいものだった.
28日朝関空発KLMAmsterdam行きでAmsterdam・Schiphol Airportに着いたのは現地時間午後3時頃.途中広大な大小の湖沼が続きこの湖沼地帯に興味を覚える.おそらくポーランドだろう.そしてバルト海を渡り,スウェーデンの南端を通り,高度を下げて行き,デンマークからアムステルダムに飛行機は向かう.
数年前水草の専門誌Aquatic Botany原稿を投稿したときアムステルダム在住のオランダ人のEditorに世話になったことを思い出す.ここでFirenze行きアリタリア航空便に乗るまで待ち時間が5時間ある.睡眠不足の中無理してAmsterdam Central駅に列車で向かう.20分程度でCentral駅に着き,降りると目の前に有名な運河に面する市街地を見ることができた.駅前を真っ直ぐ歩く.運河に面する有名な美しい街並だ.しかし,大規模な道路工事のため景観は良くない.人が多い.バカンスで多くの旅行者が来ているのだろう.雑踏の中を歩く感じだ.運河を渡り対岸の路地を歩く.Restrainやcafe,そしてsexshop,tatooの店などが続く.ここも人が多い.しかし,一歩入った街路から広葉樹の街路樹,教会がある静かな涼しい広場に出る.そこにあるcafeで休憩.駅から歩きながら感じたことは,アジア系がいない.そしてスキンヘッドのいかつい白人,刺青の人がやたら目立つ.何となく構えてしまう.

そこからぶらぶらと駅まで歩き列車に乗る.途中運河ではゲイの団体が大騒ぎでボートに乗り,道を行く人に手を振っていた.美しいけれど猥雑で何だか不思議な街だ.
 帰りの列車は冷房もなく車内は暑く座れない.さすがに起きてから24時間が経過し疲れを感じる.入国審査を済ませてゲートに向かう.出発が1時間遅れて搭乗.アリタリア航空アテンダントは中年の陽気な女性.機内は何となく雑然とした感じでローカル線なんだと思う.
 Firenze空港着は現地時間午後11時半ごろ.ターミナルを出るとホテル深夜到着を予想して予約しておいたクシーの運転手が待っていた.深夜の市内を15分ほど走るとHotel Boncianiに到着.日本で朝起きてから30時間が経過している.狭くて古いホテルの部屋.大丈夫かなと思ったがエアコン,シャワー,冷蔵庫,wifiなど設備はOKだった.部屋も清潔だ.シャワーを浴びてほっとしてベッドに入り眠る.