庭のヤマブドウの果実について

3年前だろうかヤマブドウVitis coignetiaeの苗を西側のフエンス横に雌雄2株を植えた。ヤマブドウは雌雄異株であるためだ。日当たりの強い西側に放置に近い状態だがフエンスに絡んで成長し、今年10月ごろに濃い紫色の果実ができていた。味わってみると、小さく酸っぱいが十分食べることはできる。山野に自生する種だが、最近ワインに利用するようだ。
 気になったのは、雌雄異株とされるにも関わらず、雄株は一度も開花しなかったが、雌株に果実ができたことだ。これから雌株の花に繁殖能力のある雄蕊があり、雌株は両性花であるのかもしれない。つまり雄株の開花は関係ないということなのだろうか。気になる点だ。また雌株の花に訪花昆虫を一度も観察できなかった。園芸屋の通販で購入したもので、品種改良で山野に生育するものと異なるのかもしれない。
スケッチは10月ごろ結実した果実。