冬の京都 嵐電と寺町通り

1日日曜日,妻と昼前阪急で京都に出かける.四条大宮で下車,駅 の西側裏通りにある蕎麦屋樹庵で昼食.民家を改装した蕎麦専門店で割り蕎麦,湯葉の卵あんかけ丼などの「そば御膳を食べる」.それから嵐電京福電鉄)に乗り嵐山に向かう.久しぶりに嵐電に乗りたくて京都に来た.寒い日だ.京都周辺の山は雪で白くなっている.電車は1両編成で結構乗客は多い.多くは観光客のようだ.嵐山も寒いが修学旅行の高校生,韓国など観光客は多い.八橋を買い,世界遺産に指定されている天竜寺境内を歩く.渡月橋から川を見ると,昨年の洪水の被害がまだ復旧されていないようだ.嵐山駅から再び電車に乗り,帷子の辻で乗り換え,北野白梅町行きに乗り,仁和寺に向かう.電車から見ると途中春には桜並木を走る趣のある路線だ.仁和寺では寒いので山門向かいの茶店で甘酒を飲み,寺院内の庭園を見学する.苔の庭園には雪が積もり,人も少ない.遠くの積雪を抱いた山を見ながらわざわざ寒いこの季節に京都に来たのも悪くないと思う.
 仁和寺から市バスで市内丸太町今出川に向かい,下車後徒歩で寺町通りを河原町に向かって散策する.お茶の一保堂,エスニックな雑貨屋などが目につく.そして久しぶりに三月書房に入る.学生時代はよく行った京都の有名な書店だ.店主のこだわりで文学書中心に本が並んでいる.他では手に入らないものを多い.「形態の生命誌」と鶴見俊介と加藤典洋・北川創の対談集を購入.その後,河原町をぶらつき,夕食は四条のミュンヘンでビールとソーセージ,ピザを食べて帰る.寒かったが良い一日だった.写真は嵐電大宮駅構内と天竜寺の鬼瓦